かもめのめも

かもめが考えたことや学んだことをアウトプットする場所。

利他主義=利己主義。

 

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かもめです。

 

皆さんは利他主義と利己主義というものを説明できるだろうか?

 

自分は先日この2つに関して英語の記事を読んで少し疑問に思う点があったので今回はこの2つの考え方について書いていく。

まずは、言葉の定義から。

 

利他主義(りたしゅぎ、英: altruism)とは、自己の利益よりも、他者の利益を優先する考え方。 

利己主義(りこしゅぎ、英: egoism)は、自己の利益を重視し、他者の利益を軽視、無視する考え方。       

 

このように、字のまんまで自分の行動に対する利益が他人にあれば利他主義、自分にあれば利己主義といった感じのものである。

 

これに対して自分は大きな違和感を抱いた。

 

そもそも利他主義というものはほぼほぼの状況下で成立し得ない考え方なのではないだろうかと考えた。

 

というのも、ミーアキャットと人間の臓器提供ということがその英文では例として挙げられていたのだ。

 

ここに、とある矛盾点があった。

 

ミーアキャットは捕食者から身を守る為に、餌を収集している仲間を一匹の仲間が木の上から見張るという習性がある。

 

この見張る側のミーアキャットを利他主義の例として挙げていたのだが、実はこのミーアキャットは見張る前にお腹いっぱいにご飯を食べているようであるらしい。

 

さらに、鳴き声を仲間への警告音として使うらしいのだがこれも捕食者を自分が見つけたらまず一番に自分が逃げて安全な場所に移動してから警告音を鳴らすようなのだ。

 

次に、人間の臓器提供についてだが、これも臓器提供側は利他主義とされていた。

 

しかしながら、臓器を提供することによって自尊心が満たされたり、提供した他人に感謝されたりと提供側にも利益が生じるのではないか。

 

これらのことから自分は、そもそも完全に利他的な行動というものはこの世に存在しないのではないかと考えた。

 

利他的な行動というものは他人の利益を追求するものであるし、その利益を無償で得た相手からは半強制的、自動的に感謝されてしまうであろう。

 

その瞬間から、完全にその利他的な行動をした本人に利益が生じないということはありえなくなってしまう。

 

ミーアキャットのように一見すると利他的であるかのような行動であっても実は利己的なものであったりするケースも存在する。

 

他人の利益を追求するということは、自分自身の利益を追求することに繋がっていて切っても切れない関係性にあるのではないかと自分は考える。

 

 

こんなとこで終わりたいと思う。

 

 

にしても未だに altruismが初見過ぎて覚えられない、、、笑

 

 

 

かもめ。。